2019/02/08
専修大の1月24日付ホームページによると、同大文学部人文・ジャーナリズム学科、野口武悟教授のゼミで学ぶ学生3人が制作した『香りの本』が、「ユニバーサルデザイン絵本コンクール2018」(静岡文化芸術大主催)の一般部門佳作に選ばれた。
野口教授のゼミでは、日本語を母語としない人や障がいのある人たちが楽しんで「読む」ことができる本作りに取り組んでいる。今回の入選作『香りの本』は同ゼミの4年次生の3人が手作りで制作。「視覚に障がいのある人も存分に楽しめる香りの本を作りたい」と、バラ、レモン、ラベンダーなど香り豊かな植物6種をイラストで紹介し、香りのエッセンスカードを付けた。文章は和文と点字で表現。「アイデア、デザイン、点字いずれのセンスもよく、3人の適性にうまく整合した本となった」と野口教授も仕上がりを評価した。
主催の静岡文化芸術大では、創立10周年記念事業の1つとして、身体的・知的特性、年齢、文化などを超えて皆が一緒に楽しむことのできる絵本を基本コンセプトに、2010年から「ユニバーサルデザイン絵本コンクール」を毎年開催している。