2017/03/25
佐賀大は3月23日、コンピューターを使って出題や解答をする入試の試行試験を唐津市の唐津東高校で実施した。これを報じた佐賀新聞(3/25)によれば、タブレット端末を使い、英語と化学で動画を交えた問題などを出題したが、英語の音声が聞こえなくなるトラブルもあった。改良を進め、2018年度のAO入試、推薦入試の一部で導入を計画している。
文科省は、多面的で総合的な評価を大学に求めており、佐賀大はコンピューターを使う方式を入試改革の柱に位置付けている。2015年12月から高校で、思考力や表現力を問う出題形式を探っている。英語は、1年生76人がヘッドホンで音声を聞き、マイクや内蔵のキーボードを使って解答した。話したり書いたりする能力を重視し、写真について英語で説明したり、動画の内容を英語で書く問題が出題された。化学は2年生10人に、実験の動画を基に化学反応の理由を説明させた。生徒は慣れた手つきで端末を操作したが、英語でヘッドホンから音声が聞こえなくなるトラブルもあった。