2017/07/27
早稲田大と慶應義塾大は、2018年度一般入学試験の受験生を対象に、入試前に予約する給付型奨学金の要項を公表した。これを報じたリセマム(7/27)によれば、対象は首都圏以外の地方出身者で、申請は早稲田大学が10月16日~11月28日と2018年1月5日~1月26日。慶應義塾大は11月1日~12月2日。
早稲田大の「めざせ!都の西北奨学金」は、首都圏以外の国内高等学校出身者で、学業成績が優秀であるにもかかわらず家計の事情で早稲田大学への進学を断念せざるを得ない受験生を対象にした奨学金。入学試験の出願前または出願期間中に申請し、書類選考で奨学金採用候補者として採用されると入学前に入学後の奨学金を予約ができる制度。申請資格は、2018年度一般入学試験、大学入試センター試験利用入学試験または新思考入学試験(地域連携型)を受験する者。他大との併願もできる。奨学金額は半期(春学期)分の授業料相当額(入学時納入金から免除)で、4年間継続する。採用候補者は約1,200人。
慶應義塾大の「学問のすゝめ奨学金」は、首都圏以外の国内高等学校出身者で、人物および学業成績が優秀でもあるにもかかわらず経済的理由で慶應義塾大への入学に困難をきたしている受験生に対し経済支援を行うもの。申請資格は、父母の「最新(平成28年度分)の所得証明書」記載の収入・所得金額を合算した金額が給与・年金収入金額1,000万円未満(税込)、事業所得金額514万円未満(税込)の者など。奨学生候補者数は500人で、奨学金は年額60万円。どちらの大学も詳細はWebサイトで確認できる。