2017/07/26
京都産業大は、現在ある総合生命科学部を再編し、2019年4月に向けて新たに「生命科学部」(仮称)を開設する計画を明らかにした。これを報じた毎日新聞(7/26)によれば、国家戦略特区を活用した獣医学部の新設計画は断念したが、構想に含まれていた動物生命医科学科の特色は継承。基礎研究をベースに社会科学系の教員も配置することで、生命倫理などの問題に対処できる人材を育成する。
来年4月に設置申請予定。総合生命科学部が3学科、定員115人に対し、生命科学部は先端生命科学科と産業生命科学科の2学科、定員150人とする。iPS細胞(人工多能性幹細胞)を活用した再生医療や、臓器移植や出生前診断などの進展により、生命の尊厳や倫理に関わる新たな課題が生じつつある。そうした課題に対応できる人材が必要との観点から、京都産業大は生命科学部を新設することにした。