2017/04/29
愛知工科大の研究グループが開発を進める超小型衛星「AUTcube2」が、2018年度に打ち上げられる予定のH2Aロケットに搭載されることが決まり4月28日、同大が記者会見して発表した。これを報じた毎日新聞(4/29)によれば、衛星から発光ダイオード(LED)を光らせ、地上から肉眼で見える「人工の星」を目指すという。
会見した西尾正則・工学部電子制御・ロボット工学科教授によると、衛星には強い光が放たれるように加工したLED32個のほか、全方向を撮影できる魚眼カメラ2つなどを搭載する。カメラの映像は地上に送信され、宇宙について学ぶためのバーチャルリアリティー(仮想現実)の映像などに活用するという。衛星は一辺が10センチの立方体で、重さは1.65キロ。今後は地元の蒲郡、岡崎市内の企業の協力を受けて製作を進め、夏ごろには耐久試験を実施する予定。