2017/04/03
成田市公津の杜のキャンパスに新設された国際医療福祉大医学部の入学式・開設記念式典が4月2日、行われた。これを報じた産経新聞(4/3)によれば、国内の医学部新設は特例を除いて昭和54年以来38年ぶり、県内では千葉大に続く2校目となった。この日、医学部には140人(うち留学生20人)が入学。成田空港に近い立地を生かし、国際社会で活躍できる医師を目指す。東京五輪・パラリンピックが開催される2020年には、市内に付属病院の開設も計画している。
同医学部は国際医療拠点を目指し、外国人教員の確保や留学生の受け入れを積極的に進める。学生に対しては、大多数の科目で英語による授業を行い、6年次には4週間以上の海外臨床実習に全学生を参加させるなどして、国内外で活躍できる医師の養成を目指す。同医学部は、国家戦略特区の規制緩和により新設が認められた。誘致を進めてきた成田市は、22億7600万円を投じて取得した用地を大学側に無償貸与し、建設費の半分に当たる80億円を県とともに補助している。